定期保険について

FP2級

🔷 定期保険とは?

定期保険(ていきほけん)は、一定期間(=定期)に限って保障がある生命保険です。
契約した期間中に被保険者が亡くなった場合に、死亡保険金が支払われます。
ただし、満期を迎えても生存していた場合は保険金は支払われません(掛け捨て型が多い)。


🔶 特徴

特徴内容
保障期間一定期間(例:10年、60歳までなど)
保険金死亡・高度障害時に支払われる
満期返戻金なし(※掛け捨てが一般的)
保険料終身保険に比べて安価(同じ保障額なら)
更新更新型は保険料が更新ごとに上がる

🔶 定期保険の主なタイプ

種類説明
年満了型10年、20年など年数で期間が決まる。
歳満了型60歳、65歳など、年齢で期間が決まる。
更新型一定期間ごとに契約を更新(都度保険料が上がる)。
全期型一定期間契約し、保険料は一定。途中更新なし。

🔶 メリット・デメリット

✅ メリット

  • 保険料が安い(特に若いうちは)
  • 高額保障が用意しやすい(例:1,000万円~3,000万円)
  • 期間限定で必要な保障に対応(例:子どもが独立するまで)

❌ デメリット

  • 満期後、保険金はもらえない(原則掛け捨て)
  • 高齢になると更新型は保険料が急増
  • 一生涯の保障ではない

🔶 向いている人・ケース

  • 小さな子どもがいる家庭 → 教育費・生活費の保障目的
  • 住宅ローンを組んだばかりの世帯 → 債務に備える
  • 自営業者 → 収入が不安定で万が一に備えたい
  • 保険料を抑えつつ、一定期間だけ保障を確保したい人

🔶 終身保険との違い

項目定期保険終身保険
保障期間一定期間一生涯
保険料安い高い(長期的には)
満期金原則なし解約返戻金あり
主な目的一時的な保障資産形成・相続・葬儀代など

🔶 注意点

  • 更新型の場合、更新時に健康状態の告知が不要だが、保険料は年齢とともに上がる
  • 掛け捨てをデメリットと考えるかは、ライフプラン次第
  • 若いうちに「全期型」で長期契約すれば、保険料は一定にできる

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